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* 学生のプログラミング環境構築方法 [#n9733301]

- L. ローカル (学生の PC 上でプログラミング)

-- L1. 必要な個別のアプリをインストールさせる (Windows + macOS のサポートは最低必要)
> アプリのインストーラとインストールの手順書を配布する。C 言語 & Windows のみ対応、でよければ[[MinGW>http://mingw.org/]]が簡単&標準。

-- L2. VM のイメージを配布して VM を使わせる (VirtualBox であれば Windows、MacOS、Linux いずれも OK)
> VirtualBox のインストール方法、VM イメージ、VM イメージ起動方法の手順書を配布する。Windows や macOS の VM 配布はライセンス上 NG、配布するなら UNIX 系。

- R. リモート (遠隔の計算機上でプログラミング)

-- R1. Web ブラウザで動作する既存のクラウド型開発環境 (Cloud IDE) を使わせる
> 例: https://www.fossguru.com/best-cloud-ide-review/。無料で利用できるものを探す/無料でできる範囲で実習を構成する。例えば goormIDE は実習用途であれば十分使えそう。

-- R2. SaaS 型のクラウドサービスを使わせる (AWS Cloud 9 や Google Cloud Platform (GCP) 等)
>AWS Cloud 9 や GCP 上でプログラムを開発 & 実行させる。AWS も GCP も無料枠がもともとある (COVID 対応でさらに条件緩和されている)。[[AWS Educate>https://aws.amazon.com/jp/education/awseducate/]] に申請すれば教育機関は一部のサービスが無料で利用できる (学生個々のアカウント取得も不要)。Google Cloud も[[無料枠>https://edu.google.com/programs/?modal_active=none]]がある。通常の無料枠もあるが、利用にはクレジットカードの登録が必須。

-- R3. PaaS 型のクラウドサービスを使わせる (AWS EC2 や Google Computing Engine (GCE) 等)
>AWS EC2 や GCE で VM を起動させて使わせる (VM イメージは教員が用意する/学生に OS をセットアップさせる)。基本的 R2 と同じ。

-- R4. 教員がサーバを立てて、そこにリモートアクセスさせる
>例えば UNIX 系 OS を VPS 上にセットアップして、学生には SSH でログインさせる。学生は SSH のセットアップだけすればいいので準備は簡単。作業は CUI でやらせる。数十人ログインする程度ならおそらく問題ない (大した負荷ではない)。

-- R5. 関学の教研システムをリモートデスクトップで使わせる
>学生は自宅からリモートデスクトップで学内の PC にアクセスする。かなりレスポンスが悪いのでおすすめしない。

実習の形態にもよるが、L2、R4 あたりをまず最初に検討するのが良さそう。

* コメント [#mbe6d76c]
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