#author("2020-04-21T08:29:10+09:00","default:editor","editor")
#author("2020-07-17T10:51:12+09:00","default:editor","editor")
* Teams によるビデオ会議/ライブ講義 [#z98f10c8]

Teams の概要については以下を見てください。

- [[学生向け/Teamsとは何か?]]

以下では、本学での利用を想定している「ビデオ会議」のみについて説明します。
ここでは、本学での利用を想定している「ビデオ会議」のみについて説明します。

** Teams における音声・ビデオのテスト [#r10263cf]

Teams では、「今すぐ会議」を押すと、
すぐにビデオ会議が開始します。
余計なトラブルを避けるためにも、
いきなりビデオ会議に参加するのではなく、
''必ず事前に''、マイク、
スピーカー、カメラが正常に動作しているかを確認してから会議に
参加するようにしましょう。

Teams では接続テストの機能が非常にわかりにくいところに隠れています。
アプリ版では、''右上の自身の名前のアイコンをクリックし、「設定」→「デバイス」→「テスト通話を開始」''
をクリックします。
Skype の接続テストと同じような接続テストのセッションが開始します。
Web 版ではテスト通話の機能が見当りません。
OS 側のオーディオ・ビデオの設定で確認しないといけないのかもしれません。

** Teams のビデオ会議 [#oe4f6689]

Teams 自体が比較的後発のサービスであることから、
Teams のビデオ会議は十分利用に耐えるサービスになっています。
少し試用しただけ (あとは Web 上の資料を調査しただけ) の判断ですが、
Teams のビデオ会議の利点・欠点は以下のような感じだと思います。

- 利点
-- (本学の教職員であれば) 有料版が利用できる (会議の予約や録音・録画が不要なら無料版でも可)
-- 多地点間でのビデオ会議ができる (多地点可能なものは大抵有償サービスです)
-- 複数のプラットフォーム (デスクトップパソコン (Windows/macOS/Linux)、タブレットPC・スマートフォン (Android OS/iOS)) で利用できる
-- デスクトップ版やモバイル版をインストールしなくても Web 版で大部分の機能は利用できる
-- 画面共有、リモート制御、共有ホワイトボード、自動キャプション付与(英語のみ)など、先端的な機能が使える (Zoom にも同等のものはらうが、自動キャプション付与は別サービス)
-- 250 地点まで接続できる
- 欠点
-- ''会議の主催者・参加者というロールモデルを採用していない'' (参加者は基本的に平等で、誰でも何でもできる。例えば、画面共有の開始や、他人の音声のミュートを''全員が勝手にできてしまう''。)
-- 基本的に Teams のサービスが利用可能な人同士で使うものである (管理者の設定によってはゲスト参加も可)
-- 多地点間で接続可能だが、''最大 4 人 (自分を含めると 5 人) までしか表示されない'' (Zoom だと 49 地点まで表示可)
-- Zoom にあるような''大規模会議向けの機能がない'' (挙手の機能、個別の音声ミュート/解除、多数の参加者の同時表示)

いわゆる「普通の」ビデオ会議システムでできることはすべてできます (Zoom にある
大規模会議向けの機能のみ不足している) ので、
接続地点数が少ないような状況であればまったく問題なく利用できます。
''5 〜 10 人くらいの会議での利用が最も適している''という印象です。
ただ、数十地点を超えるような規模の大きい会議には向いていません 
(もともとそういう用途向けに作られていないのだと思います)。

- [[外部リンク: Microsoft Teams の制限事項と仕様>https://docs.microsoft.com/ja-jp/microsoftteams/limits-specifications-teams]]

** Teams を用いたビデオ会議の開催 [#g4185481]

前述のように、関西学院の Teams は意図的に強い制限をかけていますので、
一般的な Teams のガイドにあるような方法ではビデオ会議を開始できません。
少しトリッキーですが、

+ 会議主催者が「空の」チームを作成する
+ チーム上で「ビデオ会議」を作成する
+ 作成した「ビデオ会議」のリンクを参加者に配布し、リンクを介してビデオ会議に参加してもらう (ビデオ会議に参加するだけなら Teams のユーザである必要はない)

という流れになります。
具体的な手順については以下のマニュアルを見てください。

- [[オンライン講義実施 簡易マニュアル(緊急対応版) ※学内限定>https://kwanseio365.sharepoint.com/:f:/s/2020/Epz9wnbChh1MsyXXMkFG490B9P7JEbV2ueg2TB2MCuRNOg]]

>''関西学院における''、
~''関西学院における''、
Teams を使った講義の実施・録画方法、
OneDrive を使った教材等の配布方法が説明されています。

一般的な Teams の使い方とは異なりますので、
&color(red){(1) 「予定表」が正常に機能しない (「メールボックスが見つかりません。システム管理者にお問い合わせください」と''エラーが表示される'')、(2) 新しい会議を作成する時に選択する「チャネル」は別に何でもいい (どれを選択しても意味がない)、(3) 新しい会議を作成する時に「送信」すると (1) と同じ''エラーになる'' (が、ビデオ会議の開催通知が自身のメールアドレスに送信されている)、(4) ビデオを録画すると「レコーディングを Stream にアップロードできませんでした」という''エラーになる'' (が、「ダウンロード」からダウンロードはできる)、という''直感に反する挙動をします''}; ので、
+ 「予定表」が''正常に機能しない'' (「メールボックスが見つかりません。システム管理者にお問い合わせください」と''エラーが表示される'')
+ 新しい会議を作成する時に選択する「チャネル」は別に何でもいい (''どれを選択しても変わらない'')
+ 新しい会議を作成する時に「送信」すると 1. と同じ''エラーになる'' (が、ビデオ会議の開催通知が自身のメールアドレスに送信されている)
+ ビデオを録画すると「レコーディングを Stream にアップロードできませんでした」という''エラーになる'' (が、「ダウンロード」からダウンロードはできる)

という''大変直感に反する挙動をします'' ので、
最初は戸惑うと思います。
上記の簡易マニュアルを確認しながら試してみてください。

&color(red){2020/4/13 時点で、「新しく会議を作成しても、会議の URL がメールで送信されないことがある」という不具合が置きているようです。};
>&color(red){2020/4/13 時点で、「新しく会議を作成しても、会議の URL がメールで送信されないことがある」という不具合が置きているようです。};

** Teams を用いたライブ講義の開催 [#b4bc031a]

ビデオ会議もライブ講義も基本的には同じです。
前述の通り、Teams のビデオ会議は少人数での利用に適しています。
参加者が 10 〜 20 人程度までの少人数クラスであれば問題なく使用できると
思われます。
一方、主催者 / 参加者の役割が分かれていないので、
よくわからずに誤って操作をする受講者や、
意図的にライブ講義を邪魔しようとする受講者がいれば、
''簡単にライブ講義を邪魔できてしまう'' (講師の映像を中断させたり、
講師や他の参加者の音声をミュートできたりする) ので注意してください。

** Teams と Zoom の比較 [#s4873c14]

全体的に Teams より Zoom のほうが一歩先を行っているという感触ですが、
以下は Teams にしかできないと思われます。

- 100 地点を超える多地点接続 (Zoom だと通常の Pro アカウントだと 100 地点まで。ただし、教育向けだと 300 地点まで。1000 地点までの有償プランもある。)
- デスクトップのリモート制御で、''複数人の参加者が同時に''誰かのデスクトップを操作する (Zoom もリモート制御できるか複数人操作は無理 (?))
- 自動キャプション付与で、英語の字幕がほぼリアルタイムにつく (外国人とのビデオ会議にすごく便利そう。Zoom はサードパーティーのキャプションサービスを呼び出す機能があるだけ (別途キャプション付与サービスを探して契約&設定しないといけない))

機能面で言えば、

- 1. 少人数の、緊密なメンバ (デスクトップをリモート制御させていいくらい信用できるメンバ) とのミーティング
- 2. 100 人を超える大規模会議だが、基本的に音声を一方行に配信するような会議 (相互の議論はほとんどなく、多数の参加者は信頼できる (いたずら/邪魔するような人はいない))

のような用途であれば Teams のほうが優れているケースがあるかもしれません (なお
私は多地点接続は未検証なので、
どのくらいの地点数まで実用的に機能するかは不明です)。
教員→多数の学生、という形式のライブ講義は上記の 2. に近いですが、
学生がいたずらで変な画像を勝手に送信したり、
全参加者の音声を勝手にミュートする等ができてしまいますので、
やはり Teams は講義用途には向いていないと思われます。

** コメント [#n2d44787]
#pcomment(,100,reply)

- 拝読しました。ありがとうございます。Teams のホワイトボードですが、デスクトップ版とは異なり、iPhone 版は microsoft whiteboard という別アプリを使います。大学側の強い制約が悪さをしているのか、私の環境ではログインすることができませんでした(正確には、microsoft から関学HP にジャンプする前の画面がずっと表示されます)。注意が必要です。 -- [[ささき]] &new{2020-04-13 (月) 18:12:27};
-- ご報告ありがとうございます。管理者チームに伝えておきました。 -- [[ohsaki]]
-- 情報環境機構の谷口です。Whiteboard のライセンス付与処理を行いましたので、4/16以降に一度お試しください。どうぞよろしくお願いいたします。 -- [[Taniguchi]] &new{2020-04-15 (水) 21:05:05};
--- 仏文のささきです。やはり、iPhone 上では使うことができませんでした。別アプリに移動することを考えれば、画面共有でごまかす方がシームレスでよいと思うので、そちらを利用します。 -- [[ささき]] &new{2020-04-18 (土) 11:41:53};

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