バークレーの新型コロナウィルスに対する情報提供ページ
現セメスタのほぼすべての科目は対面以外の方法で実施される。すべての対面指導 は例外なく中止。すべての試験・成績評価は非対面の方法で実施される。3/30 以 降は、出席によって成績評価することが認められる。オンライン資料はすべて障害 のある学生が accessible であることを確実にせよ。そのためにバークレーが提供 するプラットフォーム ( bCourses (CMS?) や Zoom) を利用せよ (それ以外のプラッ トフォーム (Youtube、Vimeo 等) の利用は禁止)。これらのガイドラインを守って いないケースを発見したら、学部長に連絡せよ。
教員向け情報提供のページ
変更になった成績評価方法についての Q&A。今学期の学部の成績評価は P/NP (可・ 不可) で判定する。大学院は従来通り。P/NP を採用する理由は学生が受けている過 剰なストレスを軽減するため (成績評価は重要だが、危機の下ではさらに優先度すべ きことがある) 。P/NP で成績評価された学生に今後不利益がないとを教員は明確に 伝えよ。ただし、要求された場合には各学生の (優〜可のような) 成績が回答できる ように記録を取っておけ。このポリシーの主目的は、学業成績に対する学生の不安を 軽減することであることを認識せよ。
情報機器がない学生は、申請すれば無料のラップトップ (Dell Latitude (Core i5, 4GB)と WiFi (Somin XP8 (LTE のアンドロイド携帯)) が提供される (取りに来れな い場合は郵送される)。自身で機器を購入することも検討せよ。機器購入の費用がな い場合は、学費の減免申請 (Cost of Attendance Adjustment Request) を出す方法 もある。学生向けのヘルプデスクが 9時〜5 時で対応する (電話とメール)。
学生は、Zoom が受信できない国・地域にいるかもしれないし、異なるタイムゾーン にいるかもしれないし、通信回線やハードウェアが不十分かもしれないし、障害を持っ ていたり家族のケアが必要な状況かもしれない。授業への出席は重要だが、危機の下 では、欠席のペナルティが過度であってはならない。非同期 (asynchronous) の出席 や非同期の参加という方法もある (→ これらを検討せよ)。
Zoom で録画した MP4 ファイルを、バークレーの Google Drive にアップロードする 方法や注意点。(障害のある学生のために) ビデオにキャプションを付ける学内のサー ビスがあるよう。機械的な自動キャプションの付与は禁止。ビデオの著作権は教員の ものだ。ビデオは受講生だけに公開すること。教員が著作権を持つことを学生に明確 に伝えよ: 講義ビデオを他の人に渡してはいけないこと、教員の許可なく複製・配布・ 上映を禁ずること、答案の著作権は学生が保有していること。
試験を非同期 (asynchronous) に行う方法。大学の設備にはブラウザをロックする (ウィンドウ切り替えやコピー&ペーストを禁止する機構)が導入中だが、画面の監視 はできない。それ以外の監視ツールの利用は禁止する (学則で決まっているからか?)。 最も効果的なカンニング防止策は、筆記試験ではなく、口頭試問、レポート、プロジェ クト、掲示板等を使うことだ。(1) 相対評価を使うな、(2) 持込み可にせよ、(3) 複 数の短かい小さなテストを計画せよ、(4) 可能なら同じ時刻に実施せよ、(5) 問題に ランダムさを加えよ、(6) プリンストンやスタンフォードのような honor code を導 入せよ。 Zoom の Pro 版には試験監督モード (?) があるよう。
実験室やスタジオでの講義をオンラインで代替する方法。(1) データを分析させる (昨年度に取得したデータを使う等)。(2) 仮想的な実験室やオンライン美術館等を使っ て代替する。
講義の形態に応じて、どのようなオンライン授業の方法を取ればいいかを教えてく れるチャート。素晴しい資料。
多数の受講生に対して授業を配信する方法。(1) 過去の講義ビデオがあればそれを共 有する、(2) 事前に講義を収録してビデオを共有する、(3) LMS (bCourses) に受講 者向けの掲示板・課題を載せる、(4) GSI (何のこと? 外部講師?) を Zoom に参加さ せる。300 地点以上だと Zoom Webinar ライセンスが必要だからメールで連絡せよ。
教員からのオンライン教育のコツ集。教育方法を確立する過程に学生も参加するよう 依頼する、インターネット接続の可否を学生に確認する、オンライン教材へのアクセ スに問題があるかを確認する、Zoom のようなビデオに変わる代替手段 (掲示板や少 人数のグループによる議論等) を検討する。その他、Zoom の活用法など。
オンライン教育に Zoom を使う上での FAQ。出席の取り方、質問を受付ける方法、手 を挙げさせる方、参加者名の変更を禁止する方法、学生の端末をリモート制御する方 法、Zoom で音楽を教える (生の音声データを送信する) 方法、Zoom で録画したビデ オを一部カットする方法、マイクのおすすめ、学生からの「攻撃」を防ぐ方法、など。
講義資料 (ビデオ含む) の著作権の扱いについて。教員の著作権をどう守るか? の話。 (1) 特定の学生にのみ公開せよ、(2) 資料は教員の著作物であることを学生に通知せ よ、(3) 著作権告知を資料の全ページに書け、など。「教員が第三者の著作権を侵害 しない方法」ではなく「教員の著作権を守る方法」というのがアメリカらしい。
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