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* 教員向け/Zoom で出欠を取る方法 [#a8fccb36] ** はじめに [#od0d2725] Zoom を利用してライブ講義や会議を実施する時に、 参加者の出欠を取る方法をいくつか紹介します。 ここでは、Zoom のみで完結する手法に限定します。 それぞれの方法には利点と欠点があるため、 「これがベスト」という方法は存在しません。 また、いずれの方法も、 悪意のある参加者による不正な出席を防ぐことはできません。 ここで紹介した以外にも、 (1) ミーティング中に参加者にチャットで発言してもらいそのログを 記録する、(2) 投票機能を利用して参加者を集計する、 といった方法もあります。 どの方法も、悪意のある参加者による不正な出席を防止できません。 ただし、(2) の投票機能はミーティング中に参加者を集計できるという利点もあります。 Zoom だけで完結することにこだわらなければ、 >講義/会議の冒頭で Microsoft Forms の URL をチャットに貼り、出欠フォームから回答してもらう (アクセスを「関西学院のすべてのユーザ」に限定しておく) というのが簡単で、悪意のある参加者による不正のハードルも多少は上がります。 上の (2) と同じようにミーティング中に参加者も集計できます。 なお、Zoom のチャットは、途中から参加した参加者には見えない点には注意が必要です (URL を講義/会議中に何度か貼る等の対応が必要です)。 ** 要点 [#h64589e3] それぞれ一長一短がありますが、以下の方法がベターかと思います。 - 不正は気せず、手軽に出欠を取りたい ~→ Usage Report を使う方法 (認証なし) - できるだけ不正を防ぐが、手軽に出欠を取りたい ~→ Microsoft Form を使う方法 (「関西学院のすべてのユーザ」に限定) - 教職員のみが参加する会議で、できるだけ不正を防ぎたい ~→ Registration を使う方法 (認証あり) (メールアドレスは @kwansei.ac.jp に限定し、登録名の形式も指定する) ** Usage Report を使う方法 (認証なし) [#t72c5b1d] ミーティングを主催したホストが、Usage Report をチェックする。 ミーティング終了後に、 ミーティング主催者の Zoom Web ポータルの Reports→Usage Reports→ Usage にアクセスして、 参加者の一覧を CSV ファイルとしてダウンロードする。 ミーティング参加者の名前、 メールアドレス※、接続時刻、 切断時刻、接続時間が取得できる。 一人が、複数の端末を使ってゲストで参加すれば、 複数人が参加しているように簡単に偽装できる。 ※ Zoom の仕様変更により、2022/3/1 よりメールアドレスは記録されなくなりました (参考: https://support.zoom.us/hc/ja/articles/4416109814541)。 - ミーティングの設定 -- Registration: No -- Require authentication to join: No - 制限 (問題点) -- Usage Report はミーティング終了後にしか取得できない。 -- 「名前」は参加者が自由に付けられる (変な名前だと誰かわからない、本人確認の代わりにならない)。 -- そのため、「名前」の設定を何らかのルール (例: 学生番号 4 桁 + 氏名) に従うように周知徹底が必要 (ただし、周知徹底してもなりすましは防げない)。 -- ミーティング中に表示名を変更した時に、どのように記録されるか (変更前? 変更後? 両方?) は不明。 ** Usage Report を使う方法 (認証あり) [#b2885777] 「Usage Report を使う方法 (認証なし)」と同じ。 ただし、Zoom へのサインインを必須とする。 一人が、複数の Zoom アカウントを取得して、 複数の端末を使って参加すれば、 複数人が参加しているように簡単に偽装できる。 学生には、学院から Zoom アカウントが割り当てられていないことに注意。 - ミーティングの設定 -- Registration: No -- Require authentication to join: Yes - 制限 (問題点) -- 基本的に、「Usage Report を使う方法 (認証なし)」と同じ。 -- 教職員であれば、@kwansei.ac.jp アカウントを必須とすればなりすましを防げる (ただし、@kwansei.ac.jp 以外のアカウントからの参加は排除できない)。 -- 授業の場合、学生に Zoom アカウントの取得を強制できない。 ** Registration を使う方法 (認証なし) [#w0bf8e44] ミーティングの設定で、「Registration あり」にする。 参加者は登録ページに、氏名、メールアドレスを入力する必要がある。 ミーティングの URL は各自にメールで通知される。 ミーティングに参加するためには、ミーティング ID + パスコードではなく、 事前登録によって通知される個別の URL にアクセスする必要がある。 一人が、複数のメールアドレスを取得して (もしくは事前登録の通知メールを取得して)、 複数の端末を使って参加すれば、 複数人が参加しているように簡単に偽装できる。 ミーティング終了後に、 ミーティング主催者の Zoom Web ポータルの Reports→Usage Reports→ Meeting にアクセスして、 参加者の一覧を CSV ファイルとしてダウンロードする。 - ミーティングの設定 -- Registration: Yes -- Require authentication to join: No - 制限 (問題点) -- Meeting Report はミーティング終了後にしか取得できない。 -- 「名前」は参加者が登録時に自由に付けられる (変な名前だと誰かわからない、本人確認の代わりにならない)。 -- そのため、「名前」の設定を何らかのルール (例: 学生番号 4 桁 + 氏名) に従うように周知徹底が必要 (ただし、周知徹底してもなりすましは防げない)。 -- 登録するメールアドレスを @kwansei.ac.jp にするよう周知徹底すれば、簡易な本人確認にはなる (悪用は可能だが、少なくとも @kwansei.ac.jp 宛のメールを受信できる人に限られる)。@kwansei.ac.jp 以外のメールアドレスは自動では排除できない (?)。 -- 参加者はその都度登録ページから氏名、メールアドレスを入力する必要があるためやや面倒。 ** Registration を使う方法 (認証あり) [#def0c7f2] 「Registration を使う方法 (認証あり)」と同じ。ただし、 Zoom へのサインインを必須とする。 参加者が教職員の場合に限定される (学生には Zoom アカウントを割り 当てていないため)。 「事前登録には @kwansei.ac.jp のメールアドレスを使用せよ」、 「サインインには @kwansei.ac.jp のアカウントを使用せよ」と周知すれば、 なりすましをある程度は防げる。 ただし、@kwansei.ac.jp のメールアドレス以外の登録禁止や、 @kwansei.ac.jp 以外の Zoom アカウントによる参加禁止は (自動的には) できない。 - ミーティングの設定 -- Registration: Yes -- Require authentication to join: Yes - 制限 (問題点) -- 基本的に「Registration を使う方法 (認証なし)」と同じ。 -- 教職員であれば、@kwansei.ac.jp アカウントを必須とすればなりすましを防げる (ただし、@kwansei.ac.jp 以外のアカウントからの参加は排除できない)。 -- 授業の場合、学生に Zoom アカウントの取得を強制できない。 ** 参考 URL [#w3a20fb3] - [[How To Take Attendance In Zoom>https://www.alphr.com/how-to-take-attendance-in-zoom/]] - [[FAQ: How to retrieve the attendance list for a Zoom meeting?>https://www.eduhk.hk/ocio/content/faq-how-retrieve-attendance-list-zoom-meeting]] - [[How to Use Zoom Registration: Track Your Meeting Attendance>https://techboomers.com/zoom-registration]] ** コメント [#p184b0b2] #comment アクセス数: 現在: &online;, 今日: &counter(today);, 合計: &counter(total);
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* 教員向け/Zoom で出欠を取る方法 [#a8fccb36] ** はじめに [#od0d2725] Zoom を利用してライブ講義や会議を実施する時に、 参加者の出欠を取る方法をいくつか紹介します。 ここでは、Zoom のみで完結する手法に限定します。 それぞれの方法には利点と欠点があるため、 「これがベスト」という方法は存在しません。 また、いずれの方法も、 悪意のある参加者による不正な出席を防ぐことはできません。 ここで紹介した以外にも、 (1) ミーティング中に参加者にチャットで発言してもらいそのログを 記録する、(2) 投票機能を利用して参加者を集計する、 といった方法もあります。 どの方法も、悪意のある参加者による不正な出席を防止できません。 ただし、(2) の投票機能はミーティング中に参加者を集計できるという利点もあります。 Zoom だけで完結することにこだわらなければ、 >講義/会議の冒頭で Microsoft Forms の URL をチャットに貼り、出欠フォームから回答してもらう (アクセスを「関西学院のすべてのユーザ」に限定しておく) というのが簡単で、悪意のある参加者による不正のハードルも多少は上がります。 上の (2) と同じようにミーティング中に参加者も集計できます。 なお、Zoom のチャットは、途中から参加した参加者には見えない点には注意が必要です (URL を講義/会議中に何度か貼る等の対応が必要です)。 ** 要点 [#h64589e3] それぞれ一長一短がありますが、以下の方法がベターかと思います。 - 不正は気せず、手軽に出欠を取りたい ~→ Usage Report を使う方法 (認証なし) - できるだけ不正を防ぐが、手軽に出欠を取りたい ~→ Microsoft Form を使う方法 (「関西学院のすべてのユーザ」に限定) - 教職員のみが参加する会議で、できるだけ不正を防ぎたい ~→ Registration を使う方法 (認証あり) (メールアドレスは @kwansei.ac.jp に限定し、登録名の形式も指定する) ** Usage Report を使う方法 (認証なし) [#t72c5b1d] ミーティングを主催したホストが、Usage Report をチェックする。 ミーティング終了後に、 ミーティング主催者の Zoom Web ポータルの Reports→Usage Reports→ Usage にアクセスして、 参加者の一覧を CSV ファイルとしてダウンロードする。 ミーティング参加者の名前、 メールアドレス※、接続時刻、 切断時刻、接続時間が取得できる。 一人が、複数の端末を使ってゲストで参加すれば、 複数人が参加しているように簡単に偽装できる。 ※ Zoom の仕様変更により、2022/3/1 よりメールアドレスは記録されなくなりました (参考: https://support.zoom.us/hc/ja/articles/4416109814541)。 - ミーティングの設定 -- Registration: No -- Require authentication to join: No - 制限 (問題点) -- Usage Report はミーティング終了後にしか取得できない。 -- 「名前」は参加者が自由に付けられる (変な名前だと誰かわからない、本人確認の代わりにならない)。 -- そのため、「名前」の設定を何らかのルール (例: 学生番号 4 桁 + 氏名) に従うように周知徹底が必要 (ただし、周知徹底してもなりすましは防げない)。 -- ミーティング中に表示名を変更した時に、どのように記録されるか (変更前? 変更後? 両方?) は不明。 ** Usage Report を使う方法 (認証あり) [#b2885777] 「Usage Report を使う方法 (認証なし)」と同じ。 ただし、Zoom へのサインインを必須とする。 一人が、複数の Zoom アカウントを取得して、 複数の端末を使って参加すれば、 複数人が参加しているように簡単に偽装できる。 学生には、学院から Zoom アカウントが割り当てられていないことに注意。 - ミーティングの設定 -- Registration: No -- Require authentication to join: Yes - 制限 (問題点) -- 基本的に、「Usage Report を使う方法 (認証なし)」と同じ。 -- 教職員であれば、@kwansei.ac.jp アカウントを必須とすればなりすましを防げる (ただし、@kwansei.ac.jp 以外のアカウントからの参加は排除できない)。 -- 授業の場合、学生に Zoom アカウントの取得を強制できない。 ** Registration を使う方法 (認証なし) [#w0bf8e44] ミーティングの設定で、「Registration あり」にする。 参加者は登録ページに、氏名、メールアドレスを入力する必要がある。 ミーティングの URL は各自にメールで通知される。 ミーティングに参加するためには、ミーティング ID + パスコードではなく、 事前登録によって通知される個別の URL にアクセスする必要がある。 一人が、複数のメールアドレスを取得して (もしくは事前登録の通知メールを取得して)、 複数の端末を使って参加すれば、 複数人が参加しているように簡単に偽装できる。 ミーティング終了後に、 ミーティング主催者の Zoom Web ポータルの Reports→Usage Reports→ Meeting にアクセスして、 参加者の一覧を CSV ファイルとしてダウンロードする。 - ミーティングの設定 -- Registration: Yes -- Require authentication to join: No - 制限 (問題点) -- Meeting Report はミーティング終了後にしか取得できない。 -- 「名前」は参加者が登録時に自由に付けられる (変な名前だと誰かわからない、本人確認の代わりにならない)。 -- そのため、「名前」の設定を何らかのルール (例: 学生番号 4 桁 + 氏名) に従うように周知徹底が必要 (ただし、周知徹底してもなりすましは防げない)。 -- 登録するメールアドレスを @kwansei.ac.jp にするよう周知徹底すれば、簡易な本人確認にはなる (悪用は可能だが、少なくとも @kwansei.ac.jp 宛のメールを受信できる人に限られる)。@kwansei.ac.jp 以外のメールアドレスは自動では排除できない (?)。 -- 参加者はその都度登録ページから氏名、メールアドレスを入力する必要があるためやや面倒。 ** Registration を使う方法 (認証あり) [#def0c7f2] 「Registration を使う方法 (認証あり)」と同じ。ただし、 Zoom へのサインインを必須とする。 参加者が教職員の場合に限定される (学生には Zoom アカウントを割り 当てていないため)。 「事前登録には @kwansei.ac.jp のメールアドレスを使用せよ」、 「サインインには @kwansei.ac.jp のアカウントを使用せよ」と周知すれば、 なりすましをある程度は防げる。 ただし、@kwansei.ac.jp のメールアドレス以外の登録禁止や、 @kwansei.ac.jp 以外の Zoom アカウントによる参加禁止は (自動的には) できない。 - ミーティングの設定 -- Registration: Yes -- Require authentication to join: Yes - 制限 (問題点) -- 基本的に「Registration を使う方法 (認証なし)」と同じ。 -- 教職員であれば、@kwansei.ac.jp アカウントを必須とすればなりすましを防げる (ただし、@kwansei.ac.jp 以外のアカウントからの参加は排除できない)。 -- 授業の場合、学生に Zoom アカウントの取得を強制できない。 ** 参考 URL [#w3a20fb3] - [[How To Take Attendance In Zoom>https://www.alphr.com/how-to-take-attendance-in-zoom/]] - [[FAQ: How to retrieve the attendance list for a Zoom meeting?>https://www.eduhk.hk/ocio/content/faq-how-retrieve-attendance-list-zoom-meeting]] - [[How to Use Zoom Registration: Track Your Meeting Attendance>https://techboomers.com/zoom-registration]] ** コメント [#p184b0b2] #comment アクセス数: 現在: &online;, 今日: &counter(today);, 合計: &counter(total);
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