Zoom の概要については 学生向け/Zoomとは何か? を見てください。
ここでは Windows/macOS 版における Zoom クライアント (デスクトップ版アプリ) の インストール方法と、 「ミーティング」への接続方法を説明します。 他の OS でもおおよそ同じような手順ですが、 アプリごとにメニューやアイコンの配置や有無が異なります。
Zoom のトップページ (https://zoom.us) の一番下にある、「ダウンロード」中の 「ミーティングクライアント」をクリックします。
ダウンロードセンターが表示されますので、 ミーティング用 Zoom クライアントの「ダウンロード」をクリックします。 ダウンロードセンターには、 Zoom クライアント以外のアプリもダウンロードできますので、 間違えないよう注意してください。 通常、Zoom クライアントのデスクトップ版アプリは一番上に表示されています。
Zoom クライアントに限らず、 アプリをダウンロードする時は、 上記のように公式サイトのトップページからアクセスすることをおすすめします。 これは、 「Zoom 最新版のダウンロードはこちら!」 のような (一見公式サイトのものと勘違いするような) ダウンロードのリンクを ブログ等の Web ページに置いて、 「ウィルスが混入されたアプリ」をダウンロードさせるという攻撃が広く 行われているからです。
「実行」、「保存」、 「キャンセル」というメニューが表示されるので、 「実行」をクリックします。
なお、Zoom クライアントのインストールに限らず、 「実行」をクリックする時は、 本当に実行してよいかをよく考えて、 慎重に判断してください。 出所が明らかでないファイルを「実行」しては絶対にいけません。 ダウンロードしようとしているファイルが「マルウェア (malware) (例: コンピュータウィルス)」のような 悪意のあるものであれば、 「実行」をクリックした瞬間にみなさんのパソコンがウィルスに感染します。 今の場合だと、(1) Zoom を装った偽物の Web サイトに接続していないこと (Web ブラウザがアクセスしている URL が正しいこと)、 (2) ダウンロードしようとしているファイル名 (ZoomInstaller.exe) が不自然な名前でないことを日頃から 何度も確認する習慣をつけてください (これらの確認だけでも不十分なのですが、最低限これらを確認する習慣はつけましょう)。
Zoom クライアントを起動 (デスクトップの Zoom アイコンをダブルクリックするか、 「ここに入力して検索」に 「Zoom」と入力して Enter キーを押す) し、「ミーティン グに参加」をクリックします。
Zoom はミーティングに参加するだけであれば Zoom アカウントを持ってなくても大丈夫です。
教員から通知されたミーティング ID (9 桁または 10 桁の数字) と、 自分の名前を入力します。 名前は、「学生番号下 4 桁 + フルネーム」としてください。 「たまちゃん」とか「ウノラー」みたいな適当な名前でも接続できますが、 他の人が困るの止めましょう (教員が出席を確認できず欠席になるかも……)。 「オーディオに接続しない」にチェックしておくと、 自動的に自分の音声が送信されることを防げます (後ほど、 マイクとスピーカのチェックをして、 問題ないことを確認してから送信します)。 「自分のビデオをオフにする」にチェックしておくと、 自動的に自分の映像が送信されることを防げます (ビデオを送信しようと思ったら 後からオンにできます)。 最後に「参加」をクリックします。
教員から通知されたミーティングパスワードを入力し、 「ミーティングに参加」をクリックします。 不正な (間違った) ミーティングパスワードでも「ミーティングに参加」が押せる 状態になりますので、 ミーティングパスワードが間違ってないかよく確認してください。 特に、キーボードの CAPS ロックがかかってないか (全部大文字になっていないか) 注意してください。
「ミーティングへの参加時に、自動的にコンピューターでオーディオに参加」をチェッ クし、「コンピュータでオーディオに参加」をクリックします。
Zoom は、インターネット経由だけでなく、 電話回線経由でもミーティングに参加できるので、 このようなことを聞かれます。 普通はインターネット経由で参加しますので、 「コンピューターでオーディオに参加」のほうを選びます。
初回は、カメラやマイクを Zoom に使用を許可して良いか?といったアラートが出ることがあります。不必要にあなたの顔や声を垂れ流さないための、 Windows/macOS によるセキュリティ上の配慮です。許可してあげてください。ウィルス駆除ソフト等がアラートを出す場合もありますが、同様です。
ここまで来られば接続成功です。おめでとう! すでに他の参加者がいれば画面上にタイ ル状に表示されているはずです。
はやる気持を抑えて、 自分のコンピュータのスピーカとマイクが正常に機能しているかを確認しましょう。
左下のマイクのアイコンの右の「^」をクリックして、「スピーカ&マイクをテストす る...」を選択します。
スピーカとマイクが正常に動作していることが確認できたら、いよいよ左下の マイクのアイコンを押してミュートを解除しましょう。キーボードから、Alt + A キーを押して もマイクのミュートの ON/OFF が可能です。
左下のビデオカメラのアイコンの右の「^」から、カメラの動作確認もできます。カメ ラの映像を送信しても良いと思ったら左下のビデオカメラを押してカメラの映像を送信 してください。
Zoom クライアントにはいろいろな機能がありますので、 メニューから適当に操作して遊んでみると良いと思います (ただし授業中にやると 迷惑なので、授業時間外に試してください)。
Zoom を使ってライブ講義に参加する上で、 知っておいたほうがいい参加のコツを紹介します。
無駄な通信を削減できます。 システムへの負荷も減ります。 カメラの映像を見せる必要がある時以外は OFF にしておきます。
複数地点が同時に発話することは可能ですが、 多く場合ハウリングしてしまいます (Zoom にはエコーキャンセラーが入ってますが、 うまく機能しない時もあります)。 ただし、自分が発言する時はミュートを解除することを忘れないでください (マイクがミュートの状態でずっと話してた……というのが 「Zoom あるある」の一つです)。
ライブ講義やビデオ会議で時間をロスするのが、 「関学太郎ですが、聞こえていますか?」、 「はい聞こえています」、 「質問してもいいでしょうか?」、 「はいどうぞ」、「さきほどの……」というやりとりです。 これが、発言者一人一人に対して毎回発生します。 質問をチャットで送ればこのようなやりとりをなくすことができます。 チャットには、「質問よろしいでしょうか。」と書いてもいいですし、 もっといいのは質問の内容そのものをチャットで書いて送信することです。 チャットのメッセージには発信者 (参加者) の名前が表示されますので名乗る 必要はありません。
教員も受講生も Zoom に慣れてくれば、 質問がある場合は「手を挙げる」するのがさらに簡単です。 「参加者」の中で「手を挙げる」ことができます。 「参加者」の右下の「…」から「手を挙げる」を選択すれば、 参加者一覧に「手のひら」が表示されます (OS やアプリのバージョンによって「手を 挙げる」の場所は異なります)。 教員と受講者の間で「質問があれば手を挙げる」という約束を決めておば授業の 進行がスムーズになるでしょう。 なお、「手を下げる」のは手動なので、 用が終わったら忘れずに「手を下げて」ください (「じゃあ質問があるようなので 関学太郎さん」、「すいません、 手を下げ忘れてました……」というのも「 Zoom あるある」の一つです)。
みなさん自身の著作権を守り、 また同時に、他の教員や受講者の著作権も守ってください。 著作権では私的利用のための複製は認められています(ただし例外もあります)が、 私的利用を超えて他人の著作物を複製することはできません (法令違反になります)。 講義ビデオ・資料の著作権については以下を読んでください。
みなさん自身のプライバシーを守り、 また同時に、他の教員や受講者のプライバシーも守ってください。 みなさんには、自身の姿をカメラで送信しない権利があります。 以下の久保先生からのメッセージをぜひ読んでください。
Zoom には楽しい機能もあります。 特に、仮想背景 (カメラの背景 (人物) 以外を検出して画像やビデオに差し 替えられる機能) は面白いと思います。 自分の部屋が殺風景な時にはそれを見せずに (隠して) ライブ講義に参加できます。 他にも、Snap Camera 等のアプリを使えば、 カメラの映像をリアルタイムに加工できます。 いろいろなテクノロジを試して、 どんどん新しく創造的な使い方を生み出してほしいと思います。
ただし、いろいろな楽しい機能が使えることと、 それを講義中に使ってよいか (使うべきか) は別の話です。 仮想背景に、他人が不快に思うようなものを使うのは止めましょう (そういうのは 仲の良い友達同士でのビデオチャットで使いましょう)。 ポルノやグロテスクなものは当然ですが、 キラキラするもの、ギラギラするもの、 何らかのキャラクター等が目立つもの等も止めましょう。 一つの判断基準は「この仮想背景を教員が使うだろうか?」です。 教員が使わないと思われるような派手なもの、 不快なものはみなさんも (少なくとも講義中は) 使わないでください。 高等教育機関で、最先端のテクノロジを使って、高度な学問を学んでいるという自負を忘れないでください。
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