Teams によるビデオ会議/ライブ講義

Teams の概要については以下を見てください。

ここでは、本学での利用を想定している「ビデオ会議」のみについて説明します。

Teams における音声・ビデオのテスト

Teams では、「今すぐ会議」を押すと、 すぐにビデオ会議が開始します。 余計なトラブルを避けるためにも、 いきなりビデオ会議に参加するのではなく、 必ず事前に、マイク、 スピーカー、カメラが正常に動作しているかを確認してから会議に 参加するようにしましょう。

Teams では接続テストの機能が非常にわかりにくいところに隠れています。 アプリ版では、右上の自身の名前のアイコンをクリックし、「設定」→「デバイス」→「テスト通話を開始」 をクリックします。 Skype の接続テストと同じような接続テストのセッションが開始します。 Web 版ではテスト通話の機能が見当りません。 OS 側のオーディオ・ビデオの設定で確認しないといけないのかもしれません。

Teams のビデオ会議

Teams 自体が比較的後発のサービスであることから、 Teams のビデオ会議は十分利用に耐えるサービスになっています。 少し試用しただけ (あとは Web 上の資料を調査しただけ) の判断ですが、 Teams のビデオ会議の利点・欠点は以下のような感じだと思います。

いわゆる「普通の」ビデオ会議システムでできることはすべてできます (Zoom にある 大規模会議向けの機能のみ不足している) ので、 接続地点数が少ないような状況であればまったく問題なく利用できます。 5 〜 10 人くらいの会議での利用が最も適しているという印象です。 ただ、数十地点を超えるような規模の大きい会議には向いていません (もともとそういう用途向けに作られていないのだと思います)。

Teams を用いたビデオ会議の開催

前述のように、関西学院の Teams は意図的に強い制限をかけていますので、 一般的な Teams のガイドにあるような方法ではビデオ会議を開始できません。 少しトリッキーですが、

  1. 会議主催者が「空の」チームを作成する
  2. チーム上で「ビデオ会議」を作成する
  3. 作成した「ビデオ会議」のリンクを参加者に配布し、リンクを介してビデオ会議に参加してもらう (ビデオ会議に参加するだけなら Teams のユーザである必要はない)

という流れになります。 具体的な手順については以下のマニュアルを見てください。

一般的な Teams の使い方とは異なりますので、

  1. 「予定表」が正常に機能しない (「メールボックスが見つかりません。システム管理者にお問い合わせください」とエラーが表示される)
  2. 新しい会議を作成する時に選択する「チャネル」は別に何でもいい (どれを選択しても変わらない)
  3. 新しい会議を作成する時に「送信」すると 1. と同じエラーになる (が、ビデオ会議の開催通知が自身のメールアドレスに送信されている)
  4. ビデオを録画すると「レコーディングを Stream にアップロードできませんでした」というエラーになる (が、「ダウンロード」からダウンロードはできる)

という大変直感に反する挙動をします ので、 最初は戸惑うと思います。 上記の簡易マニュアルを確認しながら試してみてください。

2020/4/13 時点で、「新しく会議を作成しても、会議の URL がメールで送信されないことがある」という不具合が置きているようです。

Teams を用いたライブ講義の開催

ビデオ会議もライブ講義も基本的には同じです。 前述の通り、Teams のビデオ会議は少人数での利用に適しています。 参加者が 10 〜 20 人程度までの少人数クラスであれば問題なく使用できると 思われます。 一方、主催者 / 参加者の役割が分かれていないので、 よくわからずに誤って操作をする受講者や、 意図的にライブ講義を邪魔しようとする受講者がいれば、 簡単にライブ講義を邪魔できてしまう (講師の映像を中断させたり、 講師や他の参加者の音声をミュートできたりする) ので注意してください。

Teams と Zoom の比較

全体的に Teams より Zoom のほうが一歩先を行っているという感触ですが、 以下は Teams にしかできないと思われます。

機能面で言えば、

のような用途であれば Teams のほうが優れているケースがあるかもしれません (なお 私は多地点接続は未検証なので、 どのくらいの地点数まで実用的に機能するかは不明です)。 教員→多数の学生、という形式のライブ講義は上記の 2. に近いですが、 学生がいたずらで変な画像を勝手に送信したり、 全参加者の音声を勝手にミュートする等ができてしまいますので、 やはり Teams は講義用途には向いていないと思われます。

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Last-modified: 2020-07-17 (金) 10:51:12