以下は、法学部の山田直子先生が実施している「関学生の置かれている状況に関する アンケート (6月 14 日段階の関学生の現状) 」の自由記述に書かれていた疑問・ 質問に、関西学院の一教員の立場から回答したものです。 関西学院大学としての公式の見解を表したものではないことに注意してください (が、 そんなに変な回答は書いてないと思います)。 以下の疑問・質問は、 アンケートの回答文をそのまま転記したものではなく、 疑問・質問の意図を解釈して私のほうで書き起こしました。
多くの疑問・質問への回答は、 前回のアンケートへの回答に書かれていますので、 こちらももあわせて参照してください。
A. 関西学院大学の一教員の立場から回答します。 教員もさまざま、職員もさまざまなので、 実際にひどい対応をした職員がいたのかもしれません。 ただ、それぞれの授業の最終責任者は、 その授業の担当教員です。 オンライン授業の質が悪ければ、 その責任を問われるべきは教員です。 私の知っている職員の方々はみなさん情熱を持って仕事をされていますので、 (もし運悪く対応の悪い方に当たってしまったのなら) 他の職員の方を 頼ってみてください。 きっとみなさんの力になってくれると思います。
A. 6/17(水) より (制限はありますが) 開館します (しています)。 学部生・短期大学生は事前申し込みが必要です。詳細は以下のページを見てください。
A. わかりません。 今から 3 ヶ月後、6 ヶ月後、 9 ヶ月後の日本国内における新型コロナウィルスの感染状況を正確に予測できる 人はいません。 このように見通しが不明な状況で取れる方針は、 (1) 感染拡大状況によらず、 すべてオンラインで実施すると決めてしまう、 (2) 感染拡大状況に応じて授業の実施形態を決める、 のどちらかです。 関西学院大学は (2) の方針を選択しています。 (1) の方針を選択した大学は、 早い段階で授業実施形態を (すべてオンライン授業であると) アナウンスしています。 (2) の方針を選択した大学は、 早い段階で授業実施形態をアナウンスできません (感染拡大状況を 予測できないのですからすべきではありません)。
方針 (1) と方針 (2) はトレードオフです。 どちらが一方的に優れた方針、 という訳ではありません。 教育効果は多少犠牲になるかもしれないが、 準備や計画の立てやすさを重視する方針 (1) と、 準備や計画を立てるのは難しくなるが、 とにかく教育効果を重視する (対面授業の可能性を残す) 方針 (2) の違いです。 大規模大学は方針 (1) を採用し、 小規模大学は方針 (2) を採用する、というのが普通かもしれません。 関西学院大学は大規模大学としては珍しく (?) 方針 (2) を採用しています。
実際、方針 (2) を採用していることから、 一部の演習科目 (ゼミ) においては 6 月中に対面で授業を実施する計画ですし、 一部の科目については定期試験期間中に教室において筆記試験も予定しています。
A. 就寝前はディスプレイを見ないようにする、 というのが最も効果的だと思いますが、 それ以外にも有効な対策があります。 (1) ディスプレイの輝度をできるだけ落とす、 (2) 背景を暗色 (例: 黒) にし文字を明色 (例: 白) にする、 (3) ディスプレイの色温度の設定を低く (暖い色に) する、 というものです。
液晶ディスプレイ、ノートパソコン、 スマートフォン、すべて初期設定の画面の輝度が非常に高い (明るすぎる) 状態ですので、文字を苦労せずに判別できる範囲で、 ディスプレイの輝度をできるだけ下げます。 「少し暗いかな?」と思うくらいが丁度良いレベルです。
また、白バックに黒文字という、 明るい背景色 + 暗い文字色という色の組合せではなく、 黒バックに白文字という、 暗い背景色 + 明るい文字色という色の組合せに変更します。 多くのアプリは「オプション」や「設定」で色の組み合わせを自由に変更できますし、 多くの OS は「ナイトモード」や「アクセシビリティ」等の設定で色を変更したり、 反転させることができます。
同様に、ブルーライトを抑えるために、 ディスプレイの色温度の設定を低く (例えば 3000K とか 3500K に) します。 色温度の設定ができるかどうかは、 使っている OS やビデオカードのデバイスドライバによります。
A. 機器の不具合でテストが受けられなかった学生のテストの点数を、 問答無用で 0 点にする教員はいないと思います。 まずは担当教員に相談してみてください。 何かトラブルがあった時には、 後でそのことを証明できるように、 例えばパソコンのエラーメッセージが表示されている画面を、 スマートフォンで写真を撮って残しておく等をするとよいでしょう。
A. 以下の通り、一部の科目を除いて授業期間における平常評価になりました。
A. 単位認定の基準は (履修登録が始まった段階で) シラバスに掲載されています。 一部の科目を除いて定期試験を実施しないことが決まりましたので、 それに伴ってシラバスが変更されているはずです。 成績評価方法はシラバスがすべて (シラバスに掲載されている情報が正式なもの) ですので、必ずシラバスを確認してください。
A. まず、以下のページの「 Q. 90 分を超える授業があるのは 問題ではありませんか?」、 「 Q. 課題の量が多すぎませんか?」への回答を見てください。
23 単位だと、45 時間 x 23 単位 = 1,035 時間になります。 23 単位を取得しようと思うと、 1,035 時間の学習が必要となります。 例えば、5 月〜 7 月の 3 ヶ月で、 土日を除く平日のみで上記の 1,035 時間をこなそうと思うと、 一日あたりの学習時間は 「1035 / (3 x 30.25 x 5 / 7) = 16.0 時間」 となります。これはつまり、毎日、16 時間の学習が必要ということを意味します。 土日も含めて毎日学習するとしても、 「1035 / (3 x 30.25) = 11.4 時間」 となります。
「課題が多くて大変」、 「課題をすべてこなせる量ではない」、 「毎日課題をやっても終わらない」、 「課題をやると他に何もする時間がない」というのは真実だと思います。 それと同時に、「 23 単位を取得するというのはそれだけ大変なこと (1,035 時間の 学修が必要) 」というのも真実なのです。
誤解しないで欲しいのは、 23 単位というのは「履修制限」 (これ以上単位を取ることはできないという上限) です。 「春学期に 23 単位取らないといけない」というのは誤解です。 そんな制約はありません。 あるのは、「 23 単位以上は取ることができない」という制限です。 卒業に必要な単位数は 128 で、 これを 4 年間の 8 学期で割ると 「128 / (4 x 2) = 16」 です。 4 年間で平均して考えれば、 2020 年度の春学期では 16 単位取ればいいのです。 16 単位を、例えば、5 月〜 7 月の 3 ヶ月で、 土日を除く平日のみでこなそうと思うと、 一日あたりの学習時間は 「45 x 16 / (3 x 30.25 x 5 / 7) = 11.1 時間」 という、それほど無理のない時間になります。
一度、講義の受講や予習、 復習、レポート課題にかかっている時間を記録してみてください。 合計時間が、45 時間 x 単位数に見合ったものなら、 実はそれは適正な学修量です。 適正な学修量にもかかわらず、 過大な負担になっているなら履修する単位数を減らすことも考えてみてください。
もし、合計時間が、 45 時間 x 単位数のレベルを大きく超えているなら、 それは時間のかけすぎです。 通常、レポート課題には「 10 時間やりなさい」とか「 20 時間やりなさい」等の 学修時間は指定されていないと思います。 例えば、教員側が 2 時間で終わらせることを想定しているレポート課題にもかかわらず、 学生が 4 時間をかけてしまっているのかもしれません。 学修時間の目安が 45 時間 x 単位数 であることを意識して、 レポート課題に過剰に時間をかけないように時間配分を工夫してみてください。
A. 「掲示板を立てられない」については、 次のとおりです。 掲示板にフォーラムを作成できるのは教員です。 フォーラムに対してスレッドの作成が許可されている場合、 学生はスレッドが作成できます。 「立ててもらえないのが不満 / 不安です。」については、 LUNA サポートではお答えできません。 [LUNA サポート]
掲示板の作成を希望する場合は、担当教員に相談してみてください。
A. 自動的にメールを送信の機能はありませんが、 LUNA にログインし掲示板のフォーラムにアクセスすると更新状況を 確認することができます。 (学生用ハンドブック P.18) [LUNA サポート]
A. (1) PPSX 形式のファイルをダウンロードして、 自身のコンピュータにインストールした Microsoft PowerPoint で再生するか、 (2) MP4 形式のビデオファイルをアップロードして欲しいと担当教員に 依頼してください。
以下のように、Web ブラウザ上での PPSX 形式のスライドショーの 再生にはさまざまな不具合があることがわかっています。 PPSX 形式のファイルをパソコンにいったんダウンロードして、 Windows や macOS のデスクトップ版 Microsoft Office で PPSX 形式のファイルを 開けば、おそらくそれほど大きな問題は起こらないと思います。
教員向け/ppsx形式(PowerPointスライドショー形式)は正しく再生されません
PPSX 形式のスライドショーは、 MP4 形式のビデオファイルにエクスポート (書き出す) ことが可能です。 MP4 形式のビデオファイルであれば、 (タブレット PC やスマートフォンも含めた) ほとんどの環境で問題なく再生できます。 担当教員が PPSX 形式のスライドショーの不具合を認識していないことも 考えられますので、具体的にどんなトラブルが生じているのかを伝えて、 MP4 形式のビデオファイルで講義ビデオを公開してほしい、 とお願いしてみてください。
A. PPSX 形式のスライドショーそのままでは再生速度を変更することはできないと 思います。 PPSX 形式のスライドショーを自身のコンピュータにダウンロードして、 MP4 形式のビデオファイルに書き出せば、 (使っているメディアプレイヤーにもよりますが) MP4 形式のビデオファイルの 再生速度を調整することが可能です。 PPSX 形式のファイルをクリックして開くと、自動的にスライドショーが開始し、 スライドショーが開始すると PowerPoint が終了してしまいます。 PowerPoint から PPSX 形式のファイルを開くと、 PPSX 形式のファイルの編集やエクスポートも可能です。 以下のページも参考にしてください。
教員向け/ppsx形式(PowerPointスライドショー形式)は正しく再生されません
ただし、以下のページにあるように、 「講義ビデオを 1.5 倍で再生すると成績が悪化する」という研究結果があるようです。 MP4 形式のビデオファイルにして、 再生速度を速くするのではなく、 等速かもしくは遅くすることをおすすめします。
A. 「編集不可」の設定で公開されていても、 特に問題なく印刷できるはずです。 「編集不可」ではなく、 「ダウンロード不可」で公開されている Word ファイルのことでしょうか? もしそうなら、「ダウンロード不可」で公開されている Word ファイルは保存や 印刷ができません (「ダウンロード不可」はそれらを意図的に禁止するための設定です)。
担当教員に「資料を印刷して学習したいので、 ダウンロード不可の設定を解除してもらえませんか?」と依頼してみてください。
A. 通信量を抑えるために (学生のことを考えて) あえて講義ビデオの品質を 落としているのだと思います。 すべての学生が高速なインターネット接続を利用できる訳ではない (低速なモバイル 通信回線でオンライン授業を受講している学生も多数いる) ので、 多くの先生方はあえて一手間かけて講義ビデオのファイルサイズを 削減しているのだと思います。
講義ビデオの通信量や MP4 形式のビデオファイルのファイルサイズ削減については 以下を参考にしてください。
A. Teams に限らず、 コンピュータのアプリは、 数回試してみてダメなら、 それ以上何度やってもおそらくダメです。 環境を変える、設定を変える等、 何らかの条件を変えないと、 繰り返し試してみてもおそらく徒労に終わると思います。
どのような症状なのかにもよりますが、 (1) Teams アプリを再インストールする、 (2) 別の端末 (コンピュータ、タブレット PC、スマートフォン) で試す、 (3) アプリでダメなら Web ブラウザから接続する、 (4) Web ブラウザでダメならアプリで接続する、 というのが一般的な対処法です。 以下のページの末尾にサポート窓口も書かれていますので、 自分で調べて、いろいろ試しても、 どうしても解決しなければ利用すると良いと思います。
A. まず、本当に電波が届きづらいことが原因なのかを特定するために、 自宅内のいろいろな場所で無線の受信信号強度を測ってみることをおすすめします。 本当に電波が届きづらいことが原因なら、 (1) WiFi のアクセスポイントの設置場所を工夫する、 (2) WiFi のアクセスポイントに外部アンテナを接続する (可能であれば)、 (3) WiFi のアクセスポイントの設定で送信電力を強くする (可能であれば)、 (4) WiFi 中継器をリビングと自室の途中のどこかに設置する、 (5) 自室のコンピュータの省電力設定を変更する、 など、さまざまな対策があります。 リビングから自室まで有線ケーブルを引き回す、 というのも確実な解決法の一つです。 いろいろ試行錯誤して、快適な通信環境をぜひ実現してください。
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